2023年も、もうあっという間に一月ほど経とうとしている。 数年前、所属教会の牧師が説教の中で、「人生はトイレットペーパーに似ている。」と語ったのが今でも印象に残っている。 トイレットペーパーは初めの頃は一巻きの長さも長く、なかなかなくならないように感じるが、中心に行くにつれ、一巻きの長さは短くなりあっという間に減ってしまう。 幼かった頃、一年はとても早く感じた。歳を重ねるにつれ、時の経つのがだんだん早くなり、気づくとあっという間にまた一年が過ぎ去っている。 人生の中間点はどのあたりにあるのか。ひょっとすると、物理的な中間点よりももっと前なのかもしれないし、後なのかもしれない。時の経つスピードは時間の過ごし方の密度と関係があるのかもしれないし、もしかすると、歩く速度と関係があるのかもしれない。