8月9日はシンガポールの建国記念日。1965年にマラヤ(現在のマレーシア)から独立し、2022年の今年は57年目。 コロナで過去2年間は大々的なお祝いが出来ず、3年ぶりの祝祭。マリーナベイを背景に設置されたステージを中心に盛大なパレードが行われた。 私たちは、朝早めに起きて、今日は以前から気になっていたシンガポールを縦断するCoast to Coast Walkに挑戦。西側のジュロン・レイク・ガーデンから出発することにし、自宅からまずは電車(MRT)に乗ってチャイニーズガーデン駅へ。実は最寄りの駅はレイクサイドだったことに後で気づく。チャイニーズガーデンから出発するか少し迷ったが、コースを踏襲しようと律儀にレイクガーデンまで2キロほど逆戻り。レイクガーデンについて出発点を探すが起点の標識が見つからない。仕方なくレイクガーデンの入り口を起点とした。 レイクサイドの駅からは歩いて数分の距離にある。再び縦断ウォークをする時が来たら、レイクサイドで降りよう。(備忘録)。 そんなこんなで出発まで少し手こずり、すでに午前7時45分くらい。早めに出発しようという目論見はまんまと打ち砕かれる。相当暑さと闘う道のりになりそう。 UV対策と水分補給は忘れないように、楽しもう!
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コロナの秋の空の旅とSHN ー1日目(11月1日)
5時前に目覚めて、アラームが鳴る前にオフにする。 まだ暗い。顔を洗い、歯を磨き、洗面台周りのものを最後に入れてスーツケースを閉める。 もうもうやることはない。ガスを消して、ウォシュレットの電源も切る。予定より少し早めに家を出る。出がけに最後にでたゴミを小さなプラスチック袋に入れてゴミステーションへ出してから、駅まで歩くことにした。今朝は冷える。お天気アプリによると10度。少し歩くと心地よくなる。 東海道線で横浜へ。京急羽田線に乗り換える。国際線ターミナルが、第3ターミナルと呼ばれるようになっていた。 8時過ぎに到着。朝の空港の清々しさが好きだ。今朝は特に静まり返っている。シンガポール行きの前にヒューストン行きの便があるようで、ANAのカウンターはそれでも人が行き交っている。いつものようなチェックイン待ちの列はない。 出国審査も待たずに通過。 免税店もほとんどが閉店しており、通路も人通りなくひっそりとしている。110ゲート近くのANAスイートラウンジへ。規模縮小で現在はスイートラウンジだけですべての乗客を対応しているらしい。それでも空いている。 飲み物やおしぼりのサービスも今はすべてセルフサービスに。軽食のサービスは少しバラエティを減らして、個別にラップをかけて感染対策をしている。ホットミールはオーダー式で提供。今日はパンプキンスープをいただいた。もう少しドロッとした濃いスープが好みだけれど、体に優しい味。 朝なのでお酒類はパス。アップグレードしてもらえたらビジネスクラスで美味しいお酒を飲めるとも目論んでいる。 ラウンジで休んでいるうちに、先ほどチェックインカウンターでアテンドしてくれたスタッフが、ビジネスクラスのチケットを持ってきてくれた。席は6K。右の窓側なので、きっと富士山が見える!今日は天気もいいし、期待が膨らむ。 10時25分から搭乗。コロナ対策で後ろから順にのる。ビジネスクラスはグループ4。まずはプレボーディング。家族連れが1組かな。そしてグループ1−3。ちらほらと。そしてグループ4−6。機内はかなりガラガラ。 席についてほっとした頃、スパークリングワインとオレンジジュースのサービス。機内誌も頼む。感染対策で席には備え付けていない。 久しぶりの国際線。心が弾む。滑走路を滑るように静かに進み、大好きな離陸の瞬間。今回の席は翼よりも前にあるので、外の景色がひらけている。離陸してしばらく映画を楽しんでいたら、あっという間に相模湾の上空。慌てて下を見ると辛うじて相模川の河口が右端の方に見えた。我が家のあたりもあのあたりだ。左の方には伊豆箱根の山々が。そして奥には富士山が見えてくる。芦ノ湖と富士山をフレームに入れて記念写真。 しばらくするとランチのメニューが配られる。和食か洋食。どっちにしよう。フィレステーキにも惹かれるが、しばらく日本を離れるので美味しい和食にしよう。和食は様々な小鉢が出てきて、目にも美味しい。飲み物はまずシャンパン。そしてスパークリングウォーターも。シャンパンはお代わりして、食後にコーヒーと緑茶をいただいた。 今回はエアージャパンのスタッフで運航。ANAの客室乗務員に比べると少し残念なところが気になるエアージャパンのイメージだが、今回は満足なサービスだった。乗客と客室乗務員の数がほぼ同じくらいじゃないかと思うほど、乗客が少なく、自然とサービスも手厚くなる。 途中軽食やハーブティーなどもいただいて、マレーシア沖の島々が見えてきた。 久しぶりのシンガポール。入国審査は普段は無人の自動レーンを使うが、今回は皆対面のカウンターで。今年の3月27日以前に出国したシンガポール国民と永住者はホテルでの2週間のStay Home Notice の費用は年末までは政府が出してくれる。 預けていたスーツケース3個は結構早く出てきた。続いて黄色のステッカーエリアへ。ここでホテル行きのバスを待つらしい。私を含め同じ便に乗っていた日本人が数人加わると、定員になったらしく、スタッフが私たちを空港の外へ誘導した。待機していたバスに乗り込む。行き先は告げられないまま。 外に出てから、ここは第3ターミナルだったんだと気づく。目の前は奇抜な建物、ジュエル。 シンガポールについてこんなにワクワクドキドキするのは初めての経験かもしれない。まずは空港から続く高速道路、ECPをまっすぐ街の方へと進んでいく。イーストコーストパークが左手の方に広がり、マリンパレードのエリアを通り過ぎた。とりあえず街中のホテルに行きそうだ。AYEの方へと続く迂回路には向かわず直進したので、もしかしたらサンテックエリアか?リッツカールトンなど高級ホテルのあるエリア。淡い期待感が膨らむ。が、そちらには曲がらず、ローチョー・ロードをブギス、ニュートン方面へ直進する。ブギスにはインターコンチネンタルもあるが、そこも通過。さてはリトルインディアあたりの安宿?少し不安がよぎる。リトル・インディア付近も通過し、KK病院も通り過ぎる。ニュートンサーカスへ行く側道も通過。うーん、どこに向かうんだろう。バルチモア地区への道を左折。この辺りだと、もしかしてシャングリラ?との期待も裏切られ、オーチャードへと抜ける道を進む。左手に見えるオーチャードホテル。バスはロータリーへと向かう。オーチャードホテルだ。高級ホテルではないが、安宿でもなかったことにひとまず安堵。綺麗な部屋だといいなあ。 バスからは一人ずつ、間隔を空けて下車させられる。自分の荷物をもって裏口へ。そうだよね。流石に、一般客も利用するレセプションには行かないよね。 屋外に設置された簡易のカウンターでチェックイン。パスポート、身分証明書をプラスチックの仕切り越しに掲げて見せる。なるべくコンタクトはしないという趣旨らしい。デポジットとして1000ドル、チャージされた。ルームサービスなど何も利用しなければ返金される。 渡されたキーカードは516。スタッフがもう仕分けなさそうに、「ごめんね。窓はあるけれど、開きません。」と言った。換気ができないのは気になるけれど、窓があるだけでも感謝。 516号室は廊下の右側。ルームキーは使えなかった。向かいの部屋になった日本人の男性のキーが使えないといった。受付に戻ろうとしたら、スタッフが私の荷物を運んできてくれたので、二人の部屋を開けてもらった。スタッフによるとキーは一度きりで、あとは使えないという。部屋から本当に一歩も出られない。2週間、さて大丈夫かな。 ツインベッドのお部屋。まあまあゆとりがある。オーチャードロード側で、向かいにはオーチャードパレードホテルが見える。視界が開けていてよかった。右手の方にはタングリン方面の木々の緑が目に入り心が安らぐ。 ブライアンに連絡。明日差し入れを守ってきてくれるそうだ。 まだしばらくは会えないなあ。 2週間分のメニューももらった。毎日3食、2週間、毎日違うメニューが提供される。ありがたいなあ。 今夜の夕食はインド料理。バスマティライスに、チキンティカ、じゃがいものアルーゴビ、そしてデザートのケーキ。かなりのボリューム。これを毎日3食2週間食べ続けたら太るわ・・・